あげまきブログ

面倒くさい人が面倒くさいことを言いながらものを選ぶとどうなるのかを観測するブログ

仕事用水筒を真面目に選ぶとこうなる

はじめまして。揚巻です。最近仕事用の水筒について色々考えて購入したのでシェアしたいと思います。

結論から言うと、A5サイズのノート型水筒を買いました。下の方にURLを貼っておきます。因みに、広告収入は貰ってるかも知れませんがこの商品を紹介するために金貰ってるわけではないのでそこは安心してください。それでは、経緯を話していきます。

1、購入動機

 今までは600mlのごつい魔法瓶を使っていたのですが、いわゆるビジネスバッグを多用するようになって、少し困ったのです。

 そう、鞄が変形するのです。私の使っている魔法瓶は直径64mm、高さ250mmほどなのですが、鞄の厚みがせいぜい70mmの為、これを入れて書類を入れて...とやると鞄が変形します。変形を防ぐため、これより小さい水筒を買う必要に迫られました。以下、私が新しい水筒を買うまでに考えた思考経路をつらつらと書いていきます。

2、仕様決定

 何かを目的をもって買おうとしたとき、私は求める条件を書きだします。私の条件は中々に厳しいようで、どんなに種類のあるものでも大抵全部は満たしてくれません。世の中にないので、仕方なく妥協をしつつ買うのですが、とりあえず並べてみました。私は水筒というものは筒状のものだと思っていたので、まずはこんな条件が出ました。

  • 1、丈夫であること(私はほぼ全ての製品に一応求めます)
  • 2、φ57以下(外寸で直径57mm以下)
  • 3、高さは230mm以下であること(鞄の高さ制限)
  • 4、容量はできれば350ml以上あること
  • 5、口金をはじめ、各部が洗いやすいこと
  • 6、魔法瓶であること(保温というよりは防滴のため)

 こんな感じです。どれもそこまで変な条件ではないと思います。ゴールありきで合理的に選ぶというのはこういうことですよ奥様。

3、選定

1は定量化できないので2番目から見て行ったんですよ。

.........容量!!少ない!!

 そう、57mm以下に限定すると容量が250mlを切ってくるんですよね。私の考えが甘かったのかと思って徐に関数電卓を取り出して計算してみました。直径55

mmで、高さ230mmの円柱の体積は幾つなのか。

5.5×5.5×π÷4×23=546.44........(ml)

因みに工学の世界では円の面積公式はπr^2ではなく(πd^2)/4です。図面には半径よりも直径を多く用いるからですね。話が逸れましたが、私の求める水筒の体積は546ml、それに対して求めている容積は350ml。容積率は64%。そんなに無茶を言っている気がしませんでしたが一応今使っている水筒で計算してみました。

6.4×6.4×π÷4×24=772.077........(ml)

この水筒が容量600mlなので、容積率は77.7%。 口金の体積はあまり変わらないことを考慮しても常識的な割合でしょう。よく見てみると、55mmを切る直径の水筒は皆45mmくらいかそれ以下なのです。

はぁぁぁぁ!?小さすぎるんだが......。私の検索の力不足かと思い、「水筒 "54"」などと入れて数値を一つずつ変え、範囲内の水筒を全部検索しましたが出てきませんでした。なに考えてんですかねぇ......。コモディディ化した市場で差をつけようと思ったらその辺しかない気がするんですが。愚痴はさておき、仕方ないので容量で妥協しようとして見るのですが300以上が中々ありません。そこでふと思ったのです。鞄にすっぽり入る直方体の水筒があればいいのに、と......。え、あるんじゃない?調べたらたくさんありました。多くは以下の条件を満たしていました。

  • 厚さ55mm以下
  • 容量350以上
  • 高さ230mm以下。

多くは高さが210mm程度でした。210と聞いてピンとくる人は相当の変態だと思います。297×210。ここまでくれば分かりますか?これはA4のサイズです。私の仕事用鞄はごく普通の、A4が収まりよく入るものだったので、丁度いい。まあ当たり前です。仕事用の鞄にすっぽり収まるように作ってあるんだから。ここでちょっと下の画像を見て欲しい。

f:id:Agemaki:20200702163305p:plain

  因みにこの商品です

https://www.amazon.co.jp/SoarUp-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E5%9E%8B%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E8%A3%BD-%E6%8C%81%E3%81%A1%E9%81%8B%E3%81%B3%E3%81%AB%E4%BE%BF%E5%88%A9-750ml/dp/B07G4BTQXX/ref=pd_ybh_a_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=W9CHYKSGVE6PWXX9FXDZ

何が言いたいか分かりますか?赤のスペースがデッドスペースなんですよね。なんかいいのないかなーと思って調べてみたらありました。

f:id:Agemaki:20200702164650j:plain

  はいこれですよ。こういうことですよ。因みにこれです。

https://www.amazon.co.jp/SoarUp-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E5%9E%8B%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E8%A3%BD-%E6%8C%81%E3%81%A1%E9%81%8B%E3%81%B3%E3%81%AB%E4%BE%BF%E5%88%A9-750ml/dp/B07G4BTQXX/ref=pd_ybh_a_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=W9CHYKSGVE6PWXX9FXDZ

ただ、まだ満たしていない項目が幾つかあるんです。

  • 魔法瓶であること

まあこれは仕方ありません。あきらめましょう。布にくるめば防滴はできますから。

  • 各部が洗いやすいこと

これが最大のネックでした。ノート型水筒の宿命ですね。タッパーみたいにならないかと思って探したらありました。

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上の部分がカパッと外れて洗えるんです。まあ、デッドスペースはできましたが......。デッドスペースと洗いやすさなら洗いやすさを取るのが私のスタイルなので、こいつにしました。決め手は値段ですね。これ、567円なんです。壊れても痛くもかゆくもないんです(鞄は死ぬけど)。レビューに「落としたら留め具が折れた」って書いてあるのが怖いんですが、暫く使ってみようと思います。